ただいま、都合によりメールによるお見積り・お問い合わせを停止しております。
お客さまにはご不便をおかけしますが、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。

ヘッド裏の穴

今回はベースのヘッド裏の内容ですが、まずはこちらの過去のブログを読んでいただければと思います。

「ヘッドの丸穴」

65年のFender JazzBassのヘッドの裏にペグの出っ張る金具を入れるように空いていて、金工ドリルで精度良く開けられているという内容でした。

こちらはFender JapanのHybridⅡのヘッド裏です。
似たようにペグの出っ張る金具を入れるための穴が細く横長に開いていますね。
NCルーターなどで開けられたように思います。

付いていたペグ自体は出っ張る金具は無いのですが、同じ位置に金属パーツの取り付けがされていますよね。
やはりペグが滑らかに動くように、パーツと木部の干渉を避けているのでしょうか?

パーツや加工方法などは進化していますが、設計や構造などの考え方が変わっていないのはとても面白いですよね。

山岡


WSR(リペア&カスタム工房)
熟練の職人技と信念を持つチーフリペアマン・額田誠が率いる、渋谷に居を構える楽器のリペア&カスタム工房です。ギター・ベースの調整、パーツ交換、リペア、改造など幅広いオーダーに対応します。
Web : https://www.ikebe-gakki.com/web-ikebe/wsr/index.html

関連記事

気ままな日記
CTS製造年代判別
CTS製造年代判別

ビンテージギターなどのオリジナルCTSポットの背面を見てみると、英数字が刻印されていますよね。この刻印から製造時期を特定できます。 「250K」は抵抗値が250KΩで、「AUD」はAudioの略でAカーブということを表し […]

Read More...
気ままな日記
いい感じ
いい感じ

70年代のGibson LP-Deluxです。 もう20年くらいのお付き合いになるこのLPですが、初めてお会いした時から考えると・・・だいぶいい感じに塗装が劣化してきました。 幾多のツアーを経て、あちらこちら相当傷んでい […]

Read More...
For Beginner
弦アース
弦アース

リハーサルスタジオなどでギター・ベースを弾いていない時にアンプから「ジー」とノイズが出てしまっていて「故障してしまった!?」と思った事などありませんか? アンプに繋げて両手を離している状態で出ているノイズの量とギター・ベ […]

Read More...
Repair
スラブボードとラウンドボード
スラブボードとラウンドボード

Fenderでは発売当初からはほとんどがメイプルの1ピースネックでしたが、1958年のジャズマスターの発売でローズ指板が採用されました。 当初の指板材には「ブラジリアンローズウッド(別名:ハカランダ)」が使われており、現 […]

Read More...
気ままな日記
湿度
湿度

今朝のWSRの湿度は64%です。工房内の湿度は比較的安定しているのですが、だいぶ上がってきましたね。今年の冬から春にかけてはものすごく乾燥いた印象ですが、この時期からは一気に湿度が上がっていきます。楽器のコンディションが […]

Read More...
Accessory
鬼目ナット
鬼目ナット

こちらは鬼目ナットと言われる雌ネジです。側面がギザギザしていて中はねじ切りがされています。これを木部に打ち込む事によって木部の強度の弱いところでもネジの取り付けが可能になります。打ち込む際には、この鬼目ナットは六角レンチ […]

Read More...
Accessory
サドルスペーサー
サドルスペーサー

FRTなどのロック式アームのサドルの下に敷くスペーサーです。今回はGOTOH1996Tに使います。このトレモロの場合、ブリッジサドルのRは350mmで約14インチになりますので、それ以下の指板Rののギターにマウントする場 […]

Read More...
Tools
サンプル
サンプル

長い事使っているフレットのサンプルなのですが、現在ではあまり使われなくなってしまったフレットがほとんどなので、そろそろ新しいものを作らないといけないですね・・・。 額田

Read More...

最近の投稿

カテゴリー

アーカイブ

ACCESS

WSR(ダブリュ・エス・アール)
WSR(ダブリュ・エス・アール)

〒150-0043
東京都渋谷区道玄坂1-7-4 スクエアB 3F
TEL.03-6433-7957
E-Mail wsr@ikebe.co.jp