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スラブボードとラウンドボード

Fenderでは発売当初からはほとんどがメイプルの1ピースネックでしたが、1958年のジャズマスターの発売でローズ指板が採用されました。

当初の指板材には「ブラジリアンローズウッド(別名:ハカランダ)」が使われており、現在ではワシントン条約付属書Ⅰにて国際間の輸入輸出取引が禁止されております。

ローズ指板の採用当初はスラブボードと言われるネックと指板の接着面が平らに接着する方法を用いられています。
指板エンドを見てみると接着の仕方がすぐに分かりますがヘッド側のローズ指板とメイプルネックの境目の形状でも判別が付きます。
上から見るとスラブボードは丸く膨らんだように指板材が残っていますね。

1962年の途中でラウンドボードと言われる接着方法に変更されて、ネックと指板の接着面が丸く湾曲になるように接着されています。
指板材が薄く、ヘッド側の指板の形状ではほぼ一直線になっていますね。

ラウンドボードの方がネックと指板のRを合わせるのに加工にかなりの手間がかかると思います。
ラウンドボードの採用理由として「指板材を薄くすることでメイプルとローズの異種材の膨張率などに対応し、広く接着面を増やすことで剛性高める」と言われています。
手間がかかる仕様変更にはその時代の考え方があってとても面白いです。

山岡


WSR(リペア&カスタム工房)
熟練の職人技と信念を持つチーフリペアマン・額田誠が率いる、渋谷に居を構える楽器のリペア&カスタム工房です。ギター・ベースの調整、パーツ交換、リペア、改造など幅広いオーダーに対応します。
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