ピックガード作成
ピックガード作成をご紹介します。
今回は黒色1plyテーパー付きを作成します。
元の白いピックガードを型にして、まずはブランクのガード材に線を引きます。
黒色系統のガード材は、こちらの「ダーマトグラフ(白)」を使用します。
(写真のボールペンより長かったはずなのですが、いつのまにかこんなに小さくなってしまいました。)
![](https://www.ikebe-gakki.com/wsr/wp-content/uploads/2021/11/01-5.jpg)
![](https://www.ikebe-gakki.com/wsr/wp-content/uploads/2021/11/02-5.jpg)
線を引き終えたら次は卓上糸鋸を使用してカットをします。
次の工程を考えて、可能な限りギリギリにカットします。
![](https://www.ikebe-gakki.com/wsr/wp-content/uploads/2021/11/03-3.jpg)
次はトリマーを使って成形します。
こういったコロ付きビットと呼ばれる刃を使用します。
![](https://www.ikebe-gakki.com/wsr/wp-content/uploads/2021/11/04-3.jpg)
上の丸い部分(ここをコロと呼んでます)が「型」となるガードが当たり、
ガイドとなるので、「型」と同寸のピックガードが出来上がります。
出来上がった断面はこんな感じです。
![](https://www.ikebe-gakki.com/wsr/wp-content/uploads/2021/11/05-2.jpg)
下の白ガードが型、上の黒ガードがそれに沿って成形されています。
1プライのガードはテーパー(斜めにカット)加工をしないことが多いですが、
今回はテーパー有りなので次はテーパー加工です。
![](https://www.ikebe-gakki.com/wsr/wp-content/uploads/2021/11/06-2.jpg)
先ほどのコロビット同様にベアリングが付いている、
45度の角度のあるビットを使用します。
作成するピックガードの厚みや素材の硬さによって、
一度に削る量をコントロールしながら、
仕上げていきます。
![](https://www.ikebe-gakki.com/wsr/wp-content/uploads/2021/11/07-2.jpg)
次は取り付け用のビス穴とポット穴を開けます。
こういった特別に加工された三つ目ドリルを使用します。
型となるガードの穴に沿って刃が入り正確な位置に加工が可能になるので、
とても便利な道具です。
![](https://www.ikebe-gakki.com/wsr/wp-content/uploads/2021/11/08-2.jpg)
留めビス用の穴は最後に面取りの加工をします。
こういった面取り用のビットを使用しています。
![](https://www.ikebe-gakki.com/wsr/wp-content/uploads/2021/11/09-2.jpg)
こういった穴あきタイプの方がガード材の場合は綺麗に仕上がるように思います。
写真のようにビスの頭が収まるようにカットします。
![](https://www.ikebe-gakki.com/wsr/wp-content/uploads/2021/11/10-2.jpg)
![](https://www.ikebe-gakki.com/wsr/wp-content/uploads/2021/11/11-2.jpg)
いい感じ仕上がりました。
西山