ただいま、都合によりメールによるお見積り・お問い合わせを停止しております。
お客さまにはご不便をおかけしますが、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。

GR4

10数年ぶりにSteinberger GR4のリフレットです。

フレットを抜いてみると、
近年のSynapseシリーズと違って、
スタッドによる指板の欠けが全く起こりません。
リッチライトでも同様な感じがありました。

指板をすり合わせてみると・・・。

Synapseや一般的な樹脂系の素材は研磨で出てくる粉はグレーなんですけど、
こちらはオリーブに近い色です。

当時のシリーズはトラスロッドが入っていないので、
写真のように経年による若干のハイはねやそりが生じるものの、
なかなか優秀なネックですね~。

これからフレットを打ち込んでいくわけですが、
トラスロッドが入っていないネックの場合、
フレットのタング幅やタングの長さがネックの剛性やそりに大きく関係してくるので、
フレットのモデルによってはタング幅の調整を行わなくてはいけませんね・・・。

額田


WSR(リペア&カスタム工房)
熟練の職人技と信念を持つチーフリペアマン・額田誠が率いる、渋谷に居を構える楽器のリペア&カスタム工房です。ギター・ベースの調整、パーツ交換、リペア、改造など幅広いオーダーに対応します。
Web : https://www.ikebe-gakki.com/web-ikebe/wsr/index.html

関連記事

Archive
自分で出来るバリ取り「実践編②」
自分で出来るバリ取り「実践編②」

今日は昨日の続きですね。「バリ取り」というよりはエッジ処理とボールエッジ処理についての解説です。当時の古い写真なので、あまり綺麗に撮れていませんがご了承ください・・・。 前回は目立てヤスリを使って、バリを取っていきました […]

Read More...
Repair
傾向
傾向

リフレットの写真をスマホで最大に拡大して撮ってみました。 Jescar#43080というFender Vintageフレットとほぼ同サイズの物を使用しています。 過去はリフレットといえば、ストックの物よりも大きなフレット […]

Read More...
Repair
スラブボードとラウンドボード
スラブボードとラウンドボード

Fenderでは発売当初からはほとんどがメイプルの1ピースネックでしたが、1958年のジャズマスターの発売でローズ指板が採用されました。 当初の指板材には「ブラジリアンローズウッド(別名:ハカランダ)」が使われており、現 […]

Read More...
Modify
完成形?
完成形?

昨年の10月にご紹介した可動式PUを載せたIbanez EHBですが、この度、さらにPUザグリを広げて、ピックガードも新調してこんな感じになりました!!! 近年はこういった改造はずいぶん減ってきましたが、楽器本体にこうい […]

Read More...
Modify
フレットレス加工
フレットレス加工

Ibanez SR506のフレットレス加工です。 フレットを抜いて、指板をすり合わせた後、 つき板を加工してフレット溝に挿入していきます。 このつき板の加工には指板Rと同じRの治具を使用して、 24フレット分をカットして […]

Read More...
Repair
ピックガード作成 TALBO 白1Ply
ピックガード作成 TALBO 白1Ply

白1Ply(2mm)でピックガードを作成します。ほぼ円形状なので一見すると簡単そうですが、白の1Plyは柔らかく粘りがあり、一定の速度でトリマーの刃を当てていかないと、切り口がでこぼこした感じになりやすいんですよね。多く […]

Read More...
Repair
Ghost
Ghost

Graph tech Ghostをインストール中の一枚です。 バッテリーや基盤、コントロールスイッチ、13pin Jackなど、ボディーへの加工が多く「The改造」といった感じになります。 時間のかかる作業になりますが、 […]

Read More...
Repair
特殊なアクリル材
特殊なアクリル材

一般的にギターやベースに使われているアクリル板といえば、クリアやミラーだったり、色が1色で透けていたり透けていない物を使います。今回ご紹介するのは… 雲柄と言われる柄のアクリル板で、最初に見た印象としては宇宙を思わせるよ […]

Read More...

最近の投稿

カテゴリー

アーカイブ

ACCESS

WSR(ダブリュ・エス・アール)
WSR(ダブリュ・エス・アール)

〒150-0043
東京都渋谷区道玄坂1-7-4 スクエアB 3F
TEL.03-6433-7957
E-Mail wsr@ikebe.co.jp