アルミネックベース
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個性豊かなベースが入庫されました。
「Kramer DMZ 4001」です。
この写真をパッと見た感じでは普通のベースのように思いますが、注目するべきところはネックです。
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なんとネックには木材だけで無くアルミが使用されております。
ネックエンドを見てみるとT字にアルミが切削されており、空間を埋めるように木材が入れられています。
トラスロッドは入っておらず、ヘッドまでアルミで作られていて独特な形をしていますね。
指板にはエボノール樹脂と言われるエボニーに似せた樹脂が使われているそうで、Grecoのレスポールなどに使われていたそうです。
調べてみると、紙とフェノール樹脂で作られているそうなので、リッチライトと似た素材になりますね。
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ネックジョイントは、裏にプレートがありますが、これはネックジョイントプレートではなく裏パネルです。
外してみると、ザグリの底にプレートを挟んで、縦に3本六角レンチで回せるボルトで止められております。
ネック側にはアルミ材にボルトが入るように穴が開いています。
アルミネック・ジョイント方法・ボディラミネートを見ると、耐久性を重視しているのでしょうか?
金属を使う事でかなり重くなりますが、頑丈になり、音や見た目に個性的なインパクトがありますね。
山岡
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WSR(リペア&カスタム工房)
熟練の職人技と信念を持つチーフリペアマン・額田誠が率いる、渋谷に居を構える楽器のリペア&カスタム工房です。ギター・ベースの調整、パーツ交換、リペア、改造など幅広いオーダーに対応します。
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