ただいま、都合によりメールによるお見積り・お問い合わせを停止しております。
お客さまにはご不便をおかけしますが、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。

デルリンナット

Gibson LPのリフレットです。
’54仕様のモデルというのもなかなか久しぶりでしたが、
デルリンナットを削るというのも久しぶりでした。

牛骨の切削や溝切がサクサクと削れるのに対して、
デルリンの場合はねっとりとつぶし切る
みたいな感じで削れていくのと、
樹脂系の素材特有の熱を持つと変形するという
特性があるので、どちらかというと加工はしにくいです。

しかし、白の半透明の見た目と、
牛骨のぱぁ~んとはじけるような音質とは
一味違った音色が得られるので、
根強い人気があるんですよね・・・。

額田


WSR(リペア&カスタム工房)
熟練の職人技と信念を持つチーフリペアマン・額田誠が率いる、渋谷に居を構える楽器のリペア&カスタム工房です。ギター・ベースの調整、パーツ交換、リペア、改造など幅広いオーダーに対応します。
Web : https://www.ikebe-gakki.com/web-ikebe/wsr/index.html

関連記事

Repair
今週のリフレット
今週のリフレット

Jescar#57110によるリフレットです。いわゆるジャンボフレットに相当するフレットですが、他社の物とは形状が明らかに違って、ワイデストポイントがクラウンの底部にあるので、フレットの頂点は限りなく線に近い形で仕上げる […]

Read More...
Archive
ベースのモディファイ
ベースのモディファイ

WSRでは今までに修理と平行して、池部楽器の店頭において既存の楽器を改造し、様々な可能性を提示した商品を販売してきました。 写真は2004年当時の雑誌の切り抜きという形なので不鮮明ですし、価格も当時の販売価格になりますの […]

Read More...
Repair
悩ましい
悩ましい

70’s JBのリフレットです。 過去にリフレットされているようで、指板よりも相当短くフレットがカットされていて、セルもなんだか浮いているんですよね・・・。 なんだか怪しいなと思って、セルを剥がしてみると・・・。 やっぱ […]

Read More...
Repair
線材
線材

こちらは、普段WSRで配線作業で使われている、ビニール製の被膜が絶縁体として撚り線の周りを覆っている、一般的な線材です。「AWG24」というサイズの線材です。AWGは「American Wire Gauge」の略で、数字 […]

Read More...
For Beginner
ヘッド角
ヘッド角

今回はヘッドの角度に着目してみたいと思います。 ギターには主に2種類のヘッドの構造があります。 「角度付きネック」 MartinやGibsonではこのネックに対してヘッドに角度が付いているギターが主に生産されていてギター […]

Read More...
Repair
貼りメイプル
貼りメイプル

68年製Fender TLのリフレットです。この年代は貼りメイプル指板ですよね~。 一般的に70年代付近のメイプル指板の場合、指板がカラカラに乾いているものが多くて、フレットを抜く際に、若干チップしてしまう事があるのです […]

Read More...
Accessory
集光アクリル
集光アクリル

これはホームセンターで見つけた素材なんですけど、これだけ暗いところでも、わずかな光を受けて側面が光ります!もっと明るいところだと、かなり光って見えるんですよね~。 80年代の香りがプンプンする素材なのですが、いったい何に […]

Read More...
Repair
ファンフレット
ファンフレット

ファンフレットのベースのリフレットです。 この楽器の指板は12インチラディアスで、コンパウンド指板ではありません。 でも、それぞれのフレットはスラントしているので、各フレットによって、ラディアスが違うんですよね・・・。 […]

Read More...

最近の投稿

カテゴリー

アーカイブ

ACCESS

WSR(ダブリュ・エス・アール)
WSR(ダブリュ・エス・アール)

〒150-0043
東京都渋谷区道玄坂1-7-4 スクエアB 3F
TEL.03-6433-7957
E-Mail wsr@ikebe.co.jp