アコースティックギター弦交換
先週の木曜日はイケシブのイベント「アコースティックワークショップ」にて登壇させていただき、葵ミシェルさんと講義をさせていただきました。
私は初心者が最初に当たる壁として弦交換の講師をさせていただきました。
ご来場の皆様、ありがとうございました。
今回は改めてこの記事で弦交換ができるように解説したいと思います。
STEP1:弦を緩めてギターから外し、クリーニングなどを済ませます。
新しい弦のボールエンドが自分から見た時に側面になるように持ち、弦の巻き終わりの出っ張りとは反対方向にお辞儀させるように曲げます。
STEP2:ブリッジにブリッジピンで弦を固定します。
STEP3:ペグのポストに弦を通して巻く量を測ります。
写真は5弦を巻きたいので4弦のペグポストの位置を指で持って5弦を巻き始めようとしています。
モデルや弦のゲージによって変わってくるのであくまでアコースティックギターの参考程度になるのですが、各弦の巻きたい量とペグポストで測る時の目安です。
5.6弦•••1.5〜2周•••ペグポスト1つ分
3.4弦•••2〜3周•••ペグポスト1.5つ分
1.2弦•••3〜3.5周•••ペグポスト2つ分
STEP4:ペグポストの穴に通した弦の上に弦を巻き付けます。
4.5.6弦は時計回りに、1.2.3弦は反時計回りに、ヘッドの内側に弦が通るように巻きます。
このタイミングで写真のようにペグポストに通した弦を上方向に曲げておくと弦が巻きやすいです。
STEP5:弦を巻いていきます。
最初に上から巻き始めましたがここから下に巻きつけ始めます。
STEP6:弦が張って手を離しても緩まないくらいまで弦を巻いていきます。
STEP7:ペグポストに通した余分な弦を切り落とします。
チューニングをして弦を手で引っ張ってストレッチをすれば弦交換の完了です。
弦は演奏中やチューニング時に突然切れてしまう事もあります。
弦交換をマスターしておけばライブ前などに切れても焦る事なく交換できるのでマスターしておきましょう!
山岡
WSR(リペア&カスタム工房)
熟練の職人技と信念を持つチーフリペアマン・額田誠が率いる、渋谷に居を構える楽器のリペア&カスタム工房です。ギター・ベースの調整、パーツ交換、リペア、改造など幅広いオーダーに対応します。
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