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アノダイズドピックガード

こちらはストラト用のアノダイズドピックガードです。
表面はザラザラしており縦にヘアラインが入っていますね。
素材はアルミニウムです。
アルミニウムに対して陽極(+極)で電解処理をして人工的に酸化皮膜を生成させる表面処理を施して腐食を防いでいます。
この処理のことを「アノダイズ」「アルマイト」と呼びます。

耐食性・耐摩耗制限が優れており、金属のアルミニウムは電気を流しますが、アルマイト皮膜は酸化アルミニウムであり、絶縁性を持つため電気を流しません。
メッキ処理とアルマイト処理は大きく異なり、メッキ処理は「メッキ皮膜の生成・導電性がある・表面の耐久性を上げる」などの違いがあります。

エレキギター・ベースではFenderから1957年にプレシジョンベースにアノダイズドピックガードへと仕様変更されており、1958年にはジャズマスターが発売されてアノダイズドピックガードが採用されました。
しかし、標準で採用されていたのは1959年の途中までになり約1〜2年の短い期間での採用になりました。

山岡


WSR(リペア&カスタム工房)
熟練の職人技と信念を持つチーフリペアマン・額田誠が率いる、渋谷に居を構える楽器のリペア&カスタム工房です。ギター・ベースの調整、パーツ交換、リペア、改造など幅広いオーダーに対応します。
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