3:2のベースヘッド
このヘッドを見て何か違和感を感じるところはありませんか??
基本的に弦を巻く際にはナットに弦を乗せてヘッドトップを正面に見た時にヘッドの内側に弦がくるようにペグのポストに巻きつけます。
このFoderaよく見てみると……5弦はヘッドの外側に巻き付けられており、ベースを構えた際には自身の手前から「4弦・3弦・5弦」と回していくことになります。
この時のペグの回す方向ですが、3・4弦はもちろん時計回りにペグボタンを回せば弦を引っ張ります。
5弦は逆方向に弦が巻かれているのでペグも反時計回りに回さなければならないのかな?と思いますが、
時計回りに回せば弦を引っ張ってくれます。
他のFoderaの5弦ベースを見てみると2:3などの5弦側がペグが2つ、1弦側がペグが3つなどのヘッドでは
通常通り弦が巻かれております。
3:2や3:3などの5弦側にペグが3つ取り付けされていると上記写真のようになっているモデルが存在しており、
そうなっていない通常の巻き方の3:2や3:3のモデルも存在しています。
Foderaはヘッドの形状を重んじており、形状を変えるわけにはいかないのでこの様な設計になったのでしょうか?
山岡
WSR(リペア&カスタム工房)
熟練の職人技と信念を持つチーフリペアマン・額田誠が率いる、渋谷に居を構える楽器のリペア&カスタム工房です。ギター・ベースの調整、パーツ交換、リペア、改造など幅広いオーダーに対応します。
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