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【ナット作成】Micarta (ミカルタ ミカータ)

Micarta(ミカルタ、ミカータ)材

ナットは様々な素材で作られており種類はかなり多くあります。
牛骨や象牙、水牛の角、木材で作ることもあります。
その他プラスチック系の素材など数え上げたらきりがありません。
今回はその中でも代表的なMicartaで作成しています。

Micarataと簡単に言っても実は種類があり、総称として使用されている言葉になるようです。
基本的な製造方法は基材となる紙やガラス、炭素繊維、コルクなどとフェノール樹脂などの樹脂を熱と圧力を加えて作られた素材となります。

 楽器の材料として使用される場合、基材が何になるかで音質に影響を与えるのですが、楽器用の素材として使われているのは先に述べたガラスと紙になるでしょうか。
正確な素材のデータが出てくるわけではないので経験上という事になりますが。
もし数個用意できた場合は、机の上などで叩いたりしてみるとわかるかと思います。
ガラス繊維が基材になっている場合は、残響音がキーンと高音が最後まで残って聞こえ、
紙が基材になっている場合は、全体の音がまとまった感じで倍音が豊かに響くように聞こえます。
削った時(成形時)でも違いは確認でき、ガラスは削りカスがざらざらして多少とがったような見た目をしています。
紙の場合は細かい紙の繊維が(ティッシュをちぎった時に出てくる細かい繊維状の物)出てくるので、それぞれ違いは一目瞭然です。
しかし、どういった素材で出来ているのか現物を手にするまでわからず、自由に選べればいいのですが色々と難しいところがあり、悩ましいところです。
ちなみに当店で現在(2021/12/24)在庫しているのは紙が基材になっている素材と思われます。


WSR(リペア&カスタム工房)
熟練の職人技と信念を持つチーフリペアマン・額田誠が率いる、渋谷に居を構える楽器のリペア&カスタム工房です。ギター・ベースの調整、パーツ交換、リペア、改造など幅広いオーダーに対応します。
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