ただいま、都合によりメールによるお見積り・お問い合わせを停止しております。
お客さまにはご不便をおかけしますが、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。

CTS製造年代判別

ビンテージギターなどのオリジナルCTSポットの背面を見てみると、英数字が刻印されていますよね。
この刻印から製造時期を特定できます。

「250K」は抵抗値が250KΩで、「AUD」はAudioの略でAカーブということを表しています。
右側にある「1377451」この数字から製造時期を割り出します。
137はCTS社の番号で、74が年、51が週目の番号になります。
1974年の51週目の製造になります。
1年は52週間になるので、12月の中旬あたり製造されたのではないでしょうか。

ビンテージギターの年代が判別できない場合や疑わしい状況で、CTSのオリジナルポットが搭載されている場合、判断材料として使えますので覚えておくと目利きできると思います。

山岡


WSR(リペア&カスタム工房)
熟練の職人技と信念を持つチーフリペアマン・額田誠が率いる、渋谷に居を構える楽器のリペア&カスタム工房です。ギター・ベースの調整、パーツ交換、リペア、改造など幅広いオーダーに対応します。
Web : https://www.ikebe-gakki.com/web-ikebe/wsr/index.html

関連記事

Repair
fホール
fホール

今回はfホールについてです。 主に「フルアコースティックギター/セミアコースティックギター/テレキャスターシンライン」などに見られます。最初にfホールが採用されたギターは1922年に発売された「Gibson L-5」と言 […]

Read More...
For Beginner
3種類の六角レンチ
3種類の六角レンチ

先週に続き、メンテナンスに必要で便利な工具をご紹介いたします!私は大きく分けて3種類の六角レンチを使い分けています。 画像上からご紹介していきます。 L字の六角レンチです。サイズの種類としては1.5mm〜5.5mmを0. […]

Read More...
Accessory
カーボン
カーボン

こちらは、ギターやベースのナットの素材として選ばれる「カーボン」です。 炭素繊維(カーボンファイバー)と言われるものでこのように固型のブロックなどのものはプラスチックと掛けわせて使われているようです。鉄と比べると軽くて強 […]

Read More...
Accessory
トランストレム
トランストレム

エレキギターがパーツの集合体であるのであれば、それぞれのパーツもまたパーツの集合体であります。簡単なパーツの組み合わせで成り立っているものもあれば、多くのパーツで複雑な機構を成しているものもあります。このトランストレムは […]

Read More...
気ままな日記
パンパンです。
パンパンです。

今年に入ってから、皆様からお預かりする楽器が急増しております・・・。イケシブに移転する際にとても大きな楽器のストックルームを作ったのですが、入りきらずにフロアに溢れ出てきてしまいました。大変申し分けないのですが現在、通常 […]

Read More...
Accessory
鬼目ナット
鬼目ナット

こちらは鬼目ナットと言われる雌ネジです。側面がギザギザしていて中はねじ切りがされています。これを木部に打ち込む事によって木部の強度の弱いところでもネジの取り付けが可能になります。打ち込む際には、この鬼目ナットは六角レンチ […]

Read More...
Repair
今週のリフレット
今週のリフレット

Gibson J-45のリフレットです。 Jescar#47104といういわゆるミディアムジャンボの フレットを使用しています。 FenderのVintageフレットの高さが約1mm ジャンボフレットの高さが約1.4mm […]

Read More...
Repair
アジャスタブルナット
アジャスタブルナット

少し前にSadowskyのMetorolineやTYOなどの国産のモデルが、ドイツにあるWarwick社にて生産される事になりました。国産のSadowskyが製造中止されてしまったのは残念ですが、ドイツ製のSadowsk […]

Read More...

最近の投稿

カテゴリー

アーカイブ

ACCESS

WSR(ダブリュ・エス・アール)
WSR(ダブリュ・エス・アール)

〒150-0043
東京都渋谷区道玄坂1-7-4 スクエアB 3F
TEL.03-6433-7957
E-Mail wsr@ikebe.co.jp