ただいま、都合によりメールによるお見積り・お問い合わせを停止しております。
お客さまにはご不便をおかけしますが、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。

ポジションマーク

今回はポジションマークについてです。

ギターやベースの指板にはフレットをすぐに判断できるようにポジションマークが取り付けられています。
年代によって種類や素材が変わってくるので見た目にも変化があり、年代の識別要素にもなります。

ドットインレイ

どのメーカーでもよく見かけるタイプのインレイですね。
特にFenderでは、年代によって素材が異なります。
クレイドットと言われる粘度のような色合いをしたドットインレイでは
58年発売のジャズマスターに採用されて以降、59年以降は64年まで多種モデルに採用されています。
63年途中以降は12フレットの2つのドットの幅が狭くなっています。
その中で62年~66年の間には白蝶貝を模した樹脂製のドットが採用されていました。

ディッシュインレイ

Gibsonのレスポールを代表とするインレイですね。
「ディッシュ」とは「皿」を意味しており、皿を横から見たような形をしております。
指板面には1フレットや3フレットからなど装飾されるポジションがモデルによって異なります。
Gibsonでは素材は50年代~60年代初期はセルロイドが採用されています。
樹脂製の素材で製作されることが多く経年変化によって縮んでしまい
インレイの先端が浮いて外れてしまうというのも一つの特徴ではないでしょうか?

ブロックインレイ

Gibsonの高級志向で派手な装飾がされているES-355やレスポールカスタムなどのモデルでよく見かけ
Fenderでは66年以降に多種のモデルで採用されています。
こちらはほとんどが指板面には1フレットから装飾されており、白蝶貝や樹脂が採用されています。
Fenderではメイプルネックには黒いブロックインレイが採用されている場合があり印象的です。

よく使われている三つのインレイを紹介しましたが、その他にも複雑な形をした派手なインレイやLEDもあり
かなりデザイン性が高いパーツの1つですね。

山岡


WSR(リペア&カスタム工房)
熟練の職人技と信念を持つチーフリペアマン・額田誠が率いる、渋谷に居を構える楽器のリペア&カスタム工房です。ギター・ベースの調整、パーツ交換、リペア、改造など幅広いオーダーに対応します。
Web : https://www.ikebe-gakki.com/web-ikebe/wsr/index.html

関連記事

Accessory
バレットエンド
バレットエンド

こちらはお客さまからお預かりしたYngwie MalmsteenのシグネイチャーモデルのFenderの弦です。 ゲージを見てみると「.008・.011・.014・.022・.032・.046」と、バラバラで1~5弦が細い […]

Read More...
Accessory
Tune.O.Matic
Tune.O.Matic

今回はTune.O.Maticについてです! 通称「T.O.M」と呼ばれているGibsonのブリッジですが、Gibsonの多くに機種に取り付けられており、1953年に「Super400」で初めて搭載され、その1年後の54 […]

Read More...
Accessory
パーツカラー
パーツカラー

ストラトキャスターのノブやピックアップカバーなどの、プラスチック製のパーツを揃える際には、注意が必要です。 画像は、左からホワイト・エイジドホワイト・アイボリーになります。ホワイトはハイライトな真っ白なのに対して、エイジ […]

Read More...
Accessory
ストリングリテーナー
ストリングリテーナー

今回は、弦交換の際になんとなく通しているストリングリテーナーに着目してみましょう! ストリングリテーナーとは、、1弦や2弦はナットからペグポストまでの距離が長いことによって角度も浅くなります。ナットに弦のテンションをかけ […]

Read More...
気ままな日記
スタビライザー
スタビライザー

先々週「10弦ベース」が珍しく、記事として取り上げましたが、今回もあまり見かけないギターだと思います。 「Roland G-707」です。変形ギターの中でも独特な形状をしており、1984年に発売されたモデルなのですが、何 […]

Read More...
For Beginner
弦アース
弦アース

リハーサルスタジオなどでギター・ベースを弾いていない時にアンプから「ジー」とノイズが出てしまっていて「故障してしまった!?」と思った事などありませんか? アンプに繋げて両手を離している状態で出ているノイズの量とギター・ベ […]

Read More...
For Beginner
0フレット
0フレット

ナットのすぐ下にフレットが打ち込まれているこちらを「0フレット 」と呼びます。近年の発売されているモデルではあまり見かけませんが写真はIbanezのBTBになります。代表的なのはモズライトやスタインバーガーやテスコの多く […]

Read More...
Repair
ブリッジの落とし込み加工
ブリッジの落とし込み加工

ブリッジ交換のみご希望でしたが実際に交換するブリッジを合わせてみると、ブリッジプレートが元よりも厚くなっており、サドルを1番下まで下げても希望されていた弦高まで下がりませんでした。 ネックの裏にシムを挟んでネックの角度を […]

Read More...

最近の投稿

カテゴリー

アーカイブ

ACCESS

WSR(ダブリュ・エス・アール)
WSR(ダブリュ・エス・アール)

〒150-0043
東京都渋谷区道玄坂1-7-4 スクエアB 3F
TEL.03-6433-7957
E-Mail wsr@ikebe.co.jp